姿勢の改善のためには、1整体、2筋トレ、3生活上の動作の意識。

年齢とともに、筋肉量が下がってしまいます。そうすると正しい姿勢をキープする力、支える力がよわくなるということですから、姿勢も悪くなりがちです。

改善のために、なぜそうなっているかという理由を知って、その上で改善のための適した方法を見つけるのがよいと思います。

現代人の生活スタイルは、猫背になりやすい。

人の身体の構造は、たくさんの小さな骨が集まっている背骨の上に、頭という重量のあるものが乗っている状態です。頭の重さによって、背骨の位置は乱れやすいといえます。

現代人の生活は、座り仕事が多くなり、パソコンなどを使う機会が増えましたし、スマホの利用などもあり、姿勢が「前屈み」になることが多いですよね。そうすると重い頭が前方にいく姿勢ですから、背骨もそれにひっぱられて、いわゆる「猫背」の状態がつくられやすくなります。

そうした姿勢が習慣化されると、背骨もゆがんでしまいますし、骨盤の位置もずれやすくなります。

年齢とともに、姿勢をキープしにくくなる。

「正しい姿勢をとりなさい」「姿勢が乱れていますよ」と、人から指摘されても、なかなか直すことができませんよね。ほんの一瞬はその姿勢をとることができても、自然とまた元の「楽な状態」になってしまうものではないでしょうか。

それは、怠けているのではなく、やる気の問題でもなく、「年齢とともに、姿勢をキープするための筋肉量が減ってしまうから」です。正しい姿勢をとっていきたいと思っても、それをするための身体の機能がついていかなければ、うまくいかないのは当然であって、本人の心掛けの問題ではないのです。

子どもの頃の原因と、大人のそれは別であるということ。

姿勢の問題は、イコール骨の位置、という認識をついしてしまうものです。それは、「姿勢」を指摘されるのが子どもの頃に行われることが多いためではないでしょうか。

はじめて学校に行って、きまった時間に机に向かうという習慣をつける生活の中で、先生や家族から、姿勢を正すようにと助言される機会がありますからね。そのくらいの成長期の年齢は、年齢を重ねた大人のように「筋肉の問題で正しい姿勢をとれない」というケースはまずないので、ほとんどが、骨の位置という意味で、正しい姿勢をとるように指摘されます。

そのことが記憶の底にあるため、大人になっても、姿勢とは骨の位置というような認識に、なんとなくなってしまい、年齢による筋肉の低下でそうなってしまうという、考えてみれば普通にありうることにも、なかなか意識がむかなくなります。

生活習慣と、筋肉量の低下が主な原因。

子どもの頃の姿勢の乱れば、意識すれば正すことができます。しかし、大人になってからのそれは、意識だけでは改善できず、原因を見つけてそこに働きかけるというプロセスが必要になるのです。

原因の多くは、「生活習慣による影響」と「筋肉量の低下」というセットになっています。本人の意識によって、そのときの姿勢を正すというだけでは、なかなか改善しないという実際のところを知ることが必要であり大切になると思います。

体調と姿勢も関連している。

猫背がちになると、体調的な不調もでやすくなりますし、見た目にも若々しさが感じられにくくなります。正しい姿勢でいられると、それだけでも溌剌とした印象を与えます。

背骨の付近にはたくさんの神経やら血管やらがはしっていますから、ここが歪んでしまうと、本来の通るべきところが滞る、流れるべきところが流れないということがおこり、たとえばむくみがおこったり、臓器をあっぱくしたり、精神のバランスがとられにくくなり不安感が大きくなったりすることもあります。

姿勢の改善のためには。

改善のためには、「生活上の動作を見直すこと」と「筋肉を鍛えること」と、両面からのアプローチが一番望ましいです。しかし、置かれている状況によってはどうしても変えられない部分もあります。仕事上の姿勢は変えられないこともあったり、筋肉を鍛える働きかけが難しい場合もあるでしょう。

ですから無理に何もかもをやるとせず、「まずは、現時点で取り組みやすいところから、スタートさせる」のが一番いいと思います。

1,整体で整えてもらう。

生活上の動作や姿勢を見なすことが、基本的なことではあるのですが、しかし、自分ではなかなかわからりにくいことと、乱れた状態から正そうとしても、うまくいかないことが多いです。

たとえば、骨盤が倒れている状態で、背骨だけを伸ばそうとしても「そり腰」になるだけだったり、頭が前方に倒れがちになるところは改善しなかったりという、バランスの問題があるからです。

一度、プロの手にかかって(その時点で可能な範囲での)あるべき状態に整えてもらってから、その状態をキープするようにしたほうが望ましいです。整骨、整体、カイロプラクティックなど、いろんな手法がありますから、ご自身に合うものを選ぶといいでしょう。

一度でも、そうした経験をしてみて、ご自身での「この状態が、あるべき位置にととのった状態だ」という体感があると、それだけでもかなり違います。また、施術者から、参考になる生活上のアドバイスもしてもらえることも多いでしょう。

写真は、私の整体トレーニングスタジオ内の、整体ルームの様子です。フォース店内

2,可能なら、筋トレを。

そして、姿勢が乱れる一番の原因は、年齢による筋肉量の低下であるので、「筋トレ」をすることができるならば望ましいです。

シニア世代の方なら。

今の時代は、皆さん若くてお元気な方が多いけれども、それでも80代や90代の方に、筋トレをしたほうがいいとは必ずしも思いませんが、しかし、70代までの方であれば、私は「無理のない範囲での筋トレ」を是非お勧めしたいですね。

一般的な男性であれば、70代でしたらまだお元気なので、普通に筋トレをすることに問題はないですね。女性でも負荷が小さいもので行えますし、またはシニア向けとして椅子に座った形での筋トレなども行うことができます。その場合は、シニア向けのトレーニングになれているトレーナーのところへいくか、柔道整復師や理学療法士などの有資格者を探すのがよいと思います。

ちなみに、私は、柔道整復師で、はり師、きゅう師でもあり、病院のリハビリ室で9年ほど患者様の治療に携わってまいりました。以下の写真のような椅子を利用して行ったりします。こちらは私のトレーニングスタジオの室内です。

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60代の方なら。

それまでの運動経験や、体質を考慮しながら、筋トレをがんばりましょう。筋トレといってもバーベルを持ち上げたりするばかりが方法ではありません。本当はそれが一番いいのだけれども。無理なく楽しみながら、たとえばピラティスとか、バランスボールなどをつかいながら行うこともできます。

50代以下の方なら。

はい、普通に筋トレをやります笑。がんばりましょう。筋肉がつくほどに、疲れにくくなって活動的になりますし、見た目もかわるので自信もつきます。

3,生活習慣上の、姿勢の見直し。

1~2を経て、やっとここで、生活上の心掛けの効果がでるようになります。

筋肉の低下が解消されていないと、「背筋を伸ばすように意識しよう」とするだけでは、その時はよくてもキープすることが難しいんですよね。正しい位置へひっぱる筋肉の強さがあってこそ、ですから。

筋肉が硬くなって縮んでいるだけなら、整体で伸ばして柔軟にするだけでもいいのですが、やはり筋トレがあるほうが、増やすとまでいかなくても「現状を保つ」意味ではお勧めです。

そうすると自然に、正しい状態に「なっていく」のです。意識しなくても筋肉の支えがあるというのは、これほどに楽なことなんだなとわかるようになります。その状態での、普段からの意識をすることは、何倍もの相乗効果をうむでしょう。

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